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TOP : ボランティア活動18年・ふれあい喫茶14年 すまいる喫茶そして県外避難者支援に携わって
投稿者 : admin 投稿日時: 2013-01-16 12:00:02 (1152 ヒット)

◆阪神・淡路から18年
 阪神・淡路大震災から1月17日で18年目を迎えました。
 この18年を振り返れば、生活クラブ都市生活の呼びかけで地元の組合員がポートアイランド仮設住宅の救援活動を開始したのが1995年6月。
 全国の友好生協から戴いた温かいカンパを活動資金に、当時の都市生活現地救援本部(現:都市生活コミュニティセンター)の全面協力によって買い物に不便な暮らしの助けになればとスタートした救援青空市は仮設住宅が解消する1999年3月まで4年間続けました。
 そして6月、仮設住宅でやっと培ったコミュニティの絆が再び寸断され、またゼロから生活を築いていかなければならない被災高齢者の方たちのお役に立てれば!との想いから、ポーアイ仮設の多くの方が引っ越されたHAT神戸脇の浜復興住宅で“出会いと交流の場の提供”を目的とした「ふれあい喫茶」をスタートさせました。

◆14年目の「すまいる喫茶」
 その「すまいる喫茶」も早いもので14年!毎週水曜日開店の「すまいる喫茶」には20名前後の常連の方々が集まって下さいます。スタッフの孫や子どものすまいるっ子たちは幼稚園や学校が休みになると集まりいつものゆったり流れる時間が一変し、明るい賑やか喫茶になり、常連のお客様も「ちょっと見ない間に大き〜なったなぁー」と目を細めて見守って下さいます(左下写真)。
 14年間で培われた繋がりは数知れずあり、スタッフとして関わって下さった方、健康チェックに来て下さるろっこう医療生協東雲診療所の看護師さんや神戸大生を中心とした学生たちの応援など、これまでたくさんの人たちの絆に支えられて継続してきました。来られる方たちは毎週のすまいる喫茶をとても楽しみにして下さっています。そして私たちスタッフも常連の皆さんにお会いするのを楽しみにしているのです。
 ですが、時々起こるスタッフ不足や活動資金などの問題があったり、私も14年歳を取り、この活動もいつまで続けられるのだろうか、と考えるようになりました。自分自身のこれからの事もそろそろ考えなくてはいけない時期に差し掛かってきています。

◆東日本大震災
 そんな時、東日本大震災が発生!そして決して起こしてはならない原発事故が起こってしまい、私のふるさと福島を想わない日はありません。
 あの日から私の中で更なるボランティアの心が高まり、被災地に向けて出来る限りの事をして行こう!と思い続けています。今も何が出来るだろう、何をしていけばいいのだろうと迷い、想いを巡らせています。
 私の18年の活動の原点に立ち返れば、困っている方たちの少しでも役に立てればとの想いから始めた活動です。相手に寄り添い、少しでもホッとして笑顔になっていただきたい!その想いはスタート当初から変わっていません。もしかしたらそれ以上に強くなっているかも知れません。

◆県外避難者支援
 今私の一番の気がかりは避難ママたちの事、そしてその心の声を聴く!事です※1。ある時、避難ママの辛くて悲しくて迷っている胸の内を知る機会がありました。解ってはいるつもりでしたが、まだまだ足りなかった事を思い知らされたのです。
 避難ママたちは今自分が子どもを守らなければ、あの時しておけば良かった、と思っても取り返しのつかない後悔はしたくない!という必死の想いでの行動なのです。
 避難ママたちが心の重荷を吐き出し何でも胸の内を話し出来て少しでもホッとしてもらえる、そんなしゃべり場活動をしていかなければ、と強く思い始めています。
(※1:TCCでは県外避難者を支援するリフレッシュカフェを実施=前頁)

 ふれあい喫茶活動、そしてしゃべり場活動、この2つの活動をどうしていけばいいかと迷い、考えながら前に進んで行こうと思っています。同じように想われる方がいらっしゃいましたら共に考え、迷いながら一緒に進みませんか?
(都市生活コミュニティセンター理事/ボランティアグループすまいる代表 岡部眞紀子)



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